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カリンちゃんVS獣医師

さて カリンの健康診断について前回書きましたが
果たしてカリンちゃんは病院で検査を受ける間、
どのような様子だったのでしょう?

カリンが初めて検査(血液とレントゲン)を受けたのが約1才のとき
その前に避妊手術、ワクチン接種を経験していますが
いずれの場合もジィッと固まり、耐え忍んで大人しく終わりました
その後、年1回のワクチンのときも同じ固まったまま終了
今回もきっと、
   恐怖とストレスに耐えながら体を硬直させ弱々しく小さく声をあげ
   獣医にされるがまま・・・押さえつけられても健気に我慢するんだろうなぁ

と想像し涙が出そうでした


ところが・・・

お迎えに行ったとき、私の顔を見るなり獣医師から衝撃の一言が・・・


 ブチ切れてものすごく暴れてえらいことになりました

えぇ~~っ!?まさかカリンちゃんが!?チョコちゃんじゃあるまいし!?
信じられない この獣医、他のネコと何か勘違いしてるんじゃなかろうか
うちの大人しい姫ニャンコをつかまえて、すんげー暴れたなんておかしいだろっ!コラッ!

そう思いながら診察室の奥に入って行くと、その場に居た獣医師看護士さんの顔から
疲労感と苦笑いが・・・
カリンちゃんブチ切れ大暴れは本当なのか?

  ネコって病院では、イヌよりは扱いにくいものです
  シャーシャー言ったり爪を出したりする子は多いし
  脱走しようとすることもある 保定も難しい
  家猫にとっては、環境が変わったことだけでものすごくストレスになる

  でもカリンちゃんのブチ切れ方、暴れ方は異常でした
  間違いなくナンバー1でした


そーゆーの、ナンバー1じゃなくてワースト1って言うんじゃね?
と思ったけど それはおいといて
とにかく、診察台の上で大人しく固まっていたのは私たちが居た時間だけで
預けた後は態度が豹変、本当に豹変とはこのこと!
ってくらいまさに豹変したらしい

採血はまず、デブというだけで困難になる 血管が探しにくい
それがカリンは輪をかけて探しにくかったらしく、前足、後ろ足、首
どこをどう探しても血管が「無い」
それに加えて巨体で大暴れするので余計に探しずらくカリンの採血は困難を極めた
ようやく探し当てた血管がどこのモノだったのか、結局聞くのを忘れてしまったんだけど
カリンの採血を成功させた獣医師は「この採血で非常に自信がつきました」だって

続くレントゲンでももちろんジッとなどせずゴロゴロ動いてブレまくり
人間のように「はい、息を止めて~」なんてことは出来ないから、
通常は呼吸を見ながら吸った瞬間・吐いた瞬間を見てタイミングよく撮影するんだけど
呼吸が荒くてそんな場合じゃなかったらしい

そんな状態でもエコーで丁寧に各臓器を診てもらえた
エコーの中でも特に大人しくしてなければならない心臓の血流の様子も記録してくれ
暴れ犬猫にとって一番の難関であろう心電図までキレイにとれたのは本当に感謝
もちろん、カリンの頑張りもあっただろうけど保定もさぞかし大変だったであろう・・・

ものすごいダミ声で悲鳴をあげて激しく抵抗、パンチキックを何十発と繰り出し
咬みつこうと歯をむき出し、オシッコと肛門腺を撒き散らして大暴れ・・・
カリンちゃんの検査は進むにつれて保定を手分けしたり気を引いたりと
通常考えられないような人数で対応してもらったようだ
まん丸だから仰向けにしてしまうとあまり動けなくなるけど
それでも力いっぱいゴロンゴロンと暴れたそうです・・・
次回から、カリンの検査が必要なときは飼い主立会いで行うことになりました
レントゲンも、私が防護服を着て保定することになるかもしれません・・・

カリンちゃんVS獣医師_a0094978_21453184.jpg


病院内の一番目立つケージに入れてもらい、外の景色に興奮しないように
タオルで目隠ししてもらっていたカリンちゃん
絶食していたので、採血とレントゲン終了後にご飯を入れてくれたんだけど
それを拒否・・・というかストレスと預けられた悲しみ、色々されたショックで
食欲などなかったんだと思う
帰るときは「飼い主さんが出してください」と疲労感いっぱいの先生に言われて
夫が抱き上げると『ブミャー』といつもの声

   こんな可愛い甘え声、出すんですね~

看護士さんがビックリしてた
そうです 
カリンちゃんは可愛い(ダミ声だけど)声で鳴き、非常に人懐っこい良い子なんです
家ではね
初めて家に来た人でも側に寄って行く
何度か来た人で、自分を可愛がってくれる、撫でてくれる人のことは覚えていて
玄関に迎えに行ってスリスリゴチーンとする
そんな心の優しいニャンコなんですよ~カリンちゃんは!

カリンちゃんが病院でブチ切れ、手のつけられない子に変貌する
このことが判明し少々ショックでしたが、まぁ仕方ない
自分が働いていたときだって、カルテにでっかく「検査不可」「保定不可」
の文字が書かれている要注意動物は圧倒的に犬より猫が多かったしね

実は、朝病院に行きカリンを預けるとき先生に質問されました
      カリンちゃんは・・・大人しいですか?
そのとき私は
   う~~ん、以前検査したときは多少声は出すけど暴れたりはしませんでした
と答えました
チョコが暴れん坊なので警戒したのでしょうね
一緒に居た夫は黙ってましたが実は

  はぁ?カリンちゃんは大人しいか?って何言ってんの!?
  チョコちゃんは男らしく、嫌なものに立ち向かって
  戦う姿勢を見せているだけであって
  カリンちゃんは小さくて(?)大人しい、弱い女の子なんだよ!
  うちの可愛い娘が暴れたりするワケが無いじゃないか!!


と、こう言ってやろうと思ったものをグッと押さえていたそうです・・・
言わなくてよかったね
by nahneko | 2010-05-13 17:58 | こぼれ話
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