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闘病記☆脊椎症編・Ⅷ

チョッちゃんの歩行訓練を始めたという夫

年が明けてから食欲が出て少し体重も増え、頻尿・血尿の回数は激減、下痢はするけどそれほど重症ではなく良い便が出る日も増えてきた。

抱き上げるときは腰に負担がかからないように、細心の注意を払って抱いていた。それでも痛みがあるようで悲痛な声をあげていた・・・
 が、
それも1月に入り、その悲痛な声が聞かれなくなってきたね、痛みが治まってきたのかもね、
と話していた矢先の「歩行訓練発言」

痛みがもしも無くなっているのなら、麻痺があるわけじゃないのだから歩けるのでは・・・およそ3ヶ月の間、まともに歩くことが出来なかったのだから筋力が衰えていて歩けないだけなんじゃ?
夫はそう思って歩行訓練・リハビリを少し始めてみてくれたのだそう。


夫は実にマメにチョコの世話をしてくれていました。
夜中に必ず起きてトイレに連れて行ってくれたし、食餌・注射の世話もバッチリ。
私よりも細かくチョコが好むドライフードの食べ順を把握していたし、観察ノートにも詳しく様子を記録してくれていました。

そして、手技療法師の夫。以前少し習った「愉気」という気功のようなものを糖尿発覚時から時間を見つけてはチョコにやってくれていました。
普段の治療・施術に気功は使いません。それ専門に習ってきたのではないから・・・と。
ただ、動物の方がそのようなモノを受ける感受性が豊かだったりするし「ウチのコだから、何かしてあげたい」ということでやってくれていました。
患部・・・糖尿発覚時はすい臓の辺り、膀胱炎のときは膀胱、腎臓辺り、脊椎症になってからは腰に
そこに手を当て、静かに気を送ります。

チョコはとても気持ち良さそうな表情をして、グルグルグルグル~~ウットリします。
夫のハンドパワーで癒され、チョコにとっては至福の時間でした。
その愉気に加えて、筋力アップの為にリハビリをするというのです。

私には無かった発想でしたが、自分自身も鍛えるのが好きだった私。
ぜひ、やってみよう!ということで、2人で本格的に始めました。

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脊椎症がわかってすぐに、廊下からトイレに行く通路には滑り止めマットを敷きました。

トレーニング方法、それはシンプルなもの
     チョコの体を支えて歩かせる それだけです。

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チョコがトイレに行くときに胴体部分を支えてやり、少しづつゆっくりと前に進ませます。トイレが終わり部屋に戻るときも同じように、体を支えてゆっくり歩かせます。

オシッコをしているときは自力でさせますが、最後の方になると疲れて伏せてきてしまい、全部出し切らないうちにトイレから出てしまうこともありました。
それは膀胱炎の元を作ってしまうことになるので、伏せてきてしまったら少し支えて最後までオシッコを出させるようにしました。

トイレへの往復以外にも、体を支えてテーブルの周りを1周歩かせました。
それに加え、私は後ろ足強化の「スクワット」を実施。
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チョコの体とお尻を支えて抱き、後ろ足だけを柔らかいクッションやマットに着いて軽く曲げ伸ばし・スクワットをさせたり、少し持ち上げて着地・ジャンプの練習をさせました。
これは病院勤めをしていたときに、後ろ足靭帯の手術をしたネコのリハビリに用いていたトレーニングです。

チョコはこのリハビリ・歩行訓練を嫌がる様子は無かったけども、どんな気持ちで受けていたんでしょう・・・



    
  これらの訓練の成果は、すぐに発揮されました!!

リハビリを始めてわずか5日ほどで・・・
まず、明らかに自分から行動することが増えました。ずーっとリビングのテーブルの下にいてトイレ以外動かなかったのに
窓辺に自分から移動して外を眺めようとしたり、お気に入りだったドーム型クッションに入ろうと頑張ってみたり!よく動くようになりました!

さらに・・・リハビリ開始から約10日後 これぞネコの行動!!という物の1つ
   「爪研ぎ」を見せてくれました!
まだまだ力が入らず研げてないし寝そべったままの体勢でソファの下の方を撫でたような感じでしたが、3ヶ月ぶりの爪研ぎに感涙。

その頃から、這いずりが這いずりで無くなりつつあり、前手をちゃんと床に着き、お腹も着かずに後ろ足も立ち上がるようになりました。生まれたての小鹿よりもヨロヨロしてるけど、オットセイのようなホフク前進ではなくなりました。

1日、いや半日、数時間ごとにメキメキと信じられないくらいの回復力を見せるチョコ

これが本当に、トイレから居間までの移動に40分かかっていたネコなんだろうか?
動物の、本能というか野生のパワーというか、底力・チョコの歩こうという意気込みを見せ付けられました。

歩行訓練開始から20日程経った日。
ソファで寝るのが好きなチョコ。たまに乗せてやってましたが、乗り降りはもちろん抱いて行なってました。
が、その日は試しにクッションを積んで段を作ってみました。まだきっと、自力で降りる力は無いだろうけども支えながら降りる練習をさせようと思って。
すると、自分で上手にゆっくり降りて行ったのです!再び感涙。

ドーム型クッションへの出入りもスムーズになり、トイレに行くのはもう1人で歩いても1分もかからずに行きます。
後ろ足はまだカカトが着いてしまうので、綺麗な歩き方とは言えないけども這いずり移動しか出来なかった頃とは雲泥の差。

運動するようになったので食欲もあり、水もよく飲み 好きな場所に移動出来るから気分も良好!!表情も明るい!!

そして遂に、脊椎症発覚の10月以来の「香箱座り」を披露してくれました!!
3度目の感涙
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糖のコントロールもうまく行き、糖尿病になって以来の明るい日々がやってきました。

メキメキと歩く力をつけてきたチョコの様子、次回もう少しお話したいと思います。


          ~ つづく ~

 *尚、私達がチョコに行なった歩行訓練・リハビリは独自のものであり全ての脊椎症や歩行困難な動物に有効なものではありません。歩行訓練などを行なう際はかかりつけ獣医師によくご相談のうえ行なうことをおすすめいたします。
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by nahneko | 2007-06-02 20:21 | 闘病記
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