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動物病院こぼれ話・7=就職活動の思い出=

私は、いわゆる「一般企業」というところに就職したことがありません
なので「就職活動」というものがどういうものなのか知りません
知ってるのは動物病院の就職活動のことだけ
やはり、それぞれの業界で色々と特徴はあるかと思います

一般に大学生が卒業して就職する場合って、いつ頃に就活をして
いつ頃に内定をもらうものなんでしょう?

私は専門学校に1年間通いました
  *現在は通信制やフリーレッスン制以外で1年間で卒業という学校は無いようです
なので、入学したその年に即、就活だったわけですが
例えば2年制の学校に行ってた場合は2年生になってからボチボチ探し始める感じでしょうか

学校に送られてくる求人票を見て、自分が求める条件に合う病院やペットショップを探して、
電話をかけ、面接や病院見学の予約をとります
そして大抵のところで、面接後に数日間の「病院内実習」を行いその結果、採用が決まります

私が就活を始めたのは10月頃でした
早い人は6~7月に探して、夏休みに病院実習をして、9月には内定をもらっていました
でもそれはクラス30人中に2~3人かな
多くの人は夏休みが終わってから探していたように思います
  *数年前の話なので、現在とはちょっと違うかもしれません

私が就活をして、病院を見学したり面接を受けたりした中でとても印象深かった病院が
いくつかあります それはどちらかというと良い印象というよりはちょっと変わった・・・

まぁ、ぶっちゃけると今日の話題は 
          『変な病院にぶちあたった』ときの話です

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  *画面しか見なかった先生
ある病院に面接を受けに行ったときのこと
穏やかで頼もしい感じの中年男性院長と面接を終え、看護士さんや若い獣医さんと会い
犬舎やオペ室を見せてもらいました
すると、マルチーズを抱えたおばさんがやってきました 診察開始です
診察室に入って見学するように言われ、見せてもらえる嬉しさでドキドキしながら入りました

 が・・・今となってはちょっとここで疑問
飼い主に何の説明もせずに、私服のままの私を中に入れたのです
ちょっと神経質な飼い主だったら「この子、何?」となるし、よく思われないと思うんだけど?
他の病院では白衣を貸してくれたり、飼い主に「看護学生を入れてもいいか?」と確認して
くれたりしてました


そのときの診察内容は覚えていないのですが、確か嘔吐や食欲不振を訴えてたかな
ここ数日の様子をこと細かに院長が聞き、飼い主が答えます

長い問診が続く・・・その間院長は、飼い主の顔、犬の様子を見ることはありませんでした
診察室の壁に、パソコンモニターがついています 
院長と飼い主の間には診察台の他にもう1つ、キーボードを置く台があります
その病院では電子カルテを使っていて、院長は診察内容を全てパソコンに打ち込みます
飼い主の顔も、犬の様子も見ずに、ただただ飼い主に質問と相槌をしながら
カチャカチャとキーを叩き続けます

そして一通り問診が済むと今度は、看護士に指示をしました
診察室の棚にズラリと並んであるファイルを何冊か指定しています
院長はそのファイルからプリントを何枚も取り出しました
それは様々な病気に関する資料でした

・・・院長は 飼い主さんから聞いた症状から考えられる病気をリストアップし
その病気についての資料を全て飼い主さんに渡していました
 
 「多分、この病気だと思うけども こっちの病気も可能性があるから これも読んで」
 「これは怖い病気でこれだったら助からない この病気じゃないと思うけど読んで」

そんなことを言いながら
病気を解説した本のコピーだったり、恐らく院長がパソコンで作ったであろう物など
十数枚のプリントを渡していました
そしてその後、採血と皮下点滴をして「3日後に血液検査の結果を聞きにくるように」と
伝えて終了
なぜ検査するか?なぜ点滴するか?など説明はなく、犬の状態についてとか
帰宅後にどうしたらいいか?とか何も話はありませんでした
説明はプリントを読んでから 疑問があれば聞きますけど~みたいな感じでした

私はその病院に実習に来るように勧められましたが行きませんでした



  *なんだかなぁ~ という病院
都内の某病院に 電話で
  就職希望なので、面接をしていただけませんか?と問い合わせたところ

   特に予約などは受けないから、いつでもそちらの都合のいいときに
   病院に来ていいですよ

と言われました 時間や曜日も気にせずに来てください、とのこと
珍しい病院だなぁ~と思いつつ、まぁ色んな病院があるからね と思って
学校が早く終わった日に行ってみました
病院の前に公衆電話があるから、着いたらそこから電話するように、と言われていたので
指示通り電話をかけました

 あの、面接希望の○○と申します 今、病院の前に着いたのですが

すると・・・

    あ~~ 今ね、忙しいからまた今度!違う日に来て!


はぁ???

 あ・・・あ・あ・あの・・・では いつでしたら・・・?予約をさせていただけますか?

    あのね、予約は受けないんだ タイミングの問題だから

動物病院は忙しい いつ、緊急事態が起こるかわかりません
後々に経験してわかることですが、面接予約をしていて来院した学生を、
緊急の救命措置が入ったためにかなりの時間待たせてしまったことは何度もあります
でも、このときのこの対応って、正しいことにはどうにも思えない・・・

電話や面接をした結果とか印象は、学校にその都度報告していました
このときのことは私も報告しましたが、その病院は後になってブラックリスト入りになりました
公衆電話から電話している様子を「見張る」番の人がいたらしく、別の人が電話したときに
遠くの方で「院長のタイプじゃありません」という声がしたらしいのです

私も 実は忙しかったんじゃなくて、電話してる姿を見た院長が×を出してたのかもね

都内の某有名動物病院では、厚化粧をして豪華なアクセサリーをつけて面接に行くと
即・採用されるという話は業界では有名
25歳を過ぎると退職させられる という病院もあるそうです・・・

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一緒に就活をした友人の話も色々とありました

 スーツを着て面接に行ったら 
   「え~っ!そんな格好して来ちゃったの!?犬舎の大掃除させようと思ったのに」
 と言われた とか

 電話して面接日時を予約して、教わった通りの道順を歩いてペットショップに向かったら
 そこには「閉店しました」という張り紙があり、売れ残りのフードが暗い店内にあった とか

 病院で面接を終え、帰ろうと思ったら院長の奥さんに話しかけられ
 延々2時間、宗教の勧誘をされた とか

色んな話がありました!

で私の就職活動ですがノロノロと行った結果
3件くらいの病院の面接を受けたんですが不採用になったり、生意気ながら私が嫌だったり
で、年も明けて1月の終わり頃だったでしょうか
面接を受けたその場で即採用!となりまして 条件のわりと良い病院にトリマーとして
就職がきまりました
ラッキーだったんですよ~ 年明けてから届いた求人票が、家から近い病院だったんです!
10件以上も面接・実習を繰り返したクラスメートもいたので、あまり苦労せずにアッサリと
決まった方だったかと思います
その病院がこぼれ話・1に書いた、怖~い先輩が居た病院でした
そしてこの病院から始まって・・・この業界にビックリ!したことがありました
それはまた 今度ゆっくり書こうと思います
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by nahneko | 2008-01-30 13:03 | こぼれ話
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