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先天性耳瘻孔③~手術とその後~

2泊3日の入院初日、なかなかの忙しさです
明日私の麻酔を担当するという麻酔の「研修医」が挨拶に来てくれました
この研修医・・・非常にオドオドしていていかにも頼りない
まだ研修中だから、患者さんへの説明などが上手じゃないんだろうなぁと温かい気持ちで聞いていたけども、
何せ全身麻酔だから命に関わってくる そう思うとものすごく怖い・・・コイツ、本当に大丈夫か??
後から一緒に手術を担当するという本物のベテラン麻酔医にも会って安心しましたが
研修医に対する、コイツ、本当に大丈夫か??の予感は当日、不幸にも的中してしまうことに・・・

説明を色々受けた後は入浴 そしてこの日の夕飯は普通に食べました
麻酔準備のため飲食は夜の22時までで終了 10月中旬とはいえ入院した室内は蒸し暑くて
汗かきで寝汗大量の私は22時までにたくさん水分をとっておかなきゃ!と思いガブ飲みしたら
トイレラッシュで大変なことになっちゃった
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                   入院食はなかなか美味しかった

手術当日の朝

手術用の寝巻きに着替え、髪の毛を結んでスタンバイ
朝早くから夫も来てくれて心強い限り 前日の夜も来てくれ、一緒に麻酔医の説明を聞いてくれました

昔、足の手術を受けたときにはストレッチャーで手術室まで運ばれ、アッという間に麻酔で寝てしまったので
手術室の様子も何もわからない状態でしたが
今回は歩いて手術室まで行ったので、手術室の様子なんかが見られて面白かったなぁ
手術室は有線放送?CD?だか何だか音楽が流れてました それも、今流行ってるテレビでよく聞くような曲
動物病院で経験したけど、手術中ってシーンとしてるかと思いきや全然違うんです
好きな曲を流す先生は多いし、喋り倒して笑ったりとかはしないけども結構雑談なんかもします
ここぞ!っていう大事な場面では緊迫するけども、最初から最後までシーンとした手術は有り得ない

昔、叔母が盲腸の手術のときに先生と看護士さんの会話が聞こえ・・・
     
    医:この人、脂肪多いなぁ~まだ盲腸出てこないよ・・・体重どんぐらいあるの?
   
    看:先生!シーッ!下半身麻酔だから、聞こえます!

    医:あ、ヤベッ!そうだっけ 患者さん、起きてんの?

   叔母:起きてますよ・・・

というやりとりがあったんだとか
話が反れましたが

いよいよ先天性耳瘻孔とお別れの手術開始!まずは手の甲に留置針を入れ点滴ラインを確保します
これが・・・麻酔の「研修医」がやったんですが、やっぱりコイツは大丈夫じゃなかった!
もう、最初に私の手を取ったその感触で「あ、コイツは下手クソだ」と確信するほど手つきがオドオド
針の刺し方を失敗し・・・素人の私が見てても「それ、失敗じゃね!?」と思うようなグンニャリと曲がった感じに
刺してるのに、そのままグイグイと押し込んできやがって、もうものすっごく痛い!痛い!イッテーんだよ!ヘタクソ!
と叫びたくなるような痛み!もう、その血管潰れてるんじゃないの?痛いから止めてください!
と言おうかと思ったときに、ベテラン麻酔医が覗きにきて慌てて止めてた
私に聞こえないようにボソボソと研修医を怒るベテラン麻酔医・・・でも全部聞こえてる
    おい!バカだなぁ~こんな入れ方して痛いだろーが!ダメだよ!こんな所に刺しちゃ・・・
    この場所もう点滴に使えないぞ!あ~、まったく・・・

で、腕に点滴ラインを入れなおしたんですが、それはベテラン先生がやってくれました
でもテープで固定するときに研修医がまたもやヘタクソだったため、微妙に針が曲がって固定されてしまい
そのせいで術後の点滴がスムーズに落ちず、痛んだのでした

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           これ、研修医がブッ刺した左手の甲の術後3日目の様子 何よりも一番コレが痛かった

ま、とにかく点滴が入り、10秒ほどで眠りに落ちた私・・・
名前を呼ばれて起きたときには手術終了 眼を開けたら目の前に気管チューブが見えました
それを一気に引き抜かれ、ゴホッと咳き込んだら酸素マスク装着
ストレッチャーで手術室から入院部屋へ帰りましたが、手術室出口で出迎えてくれた夫の顔を見たら
ホッとしました いくら簡単な手術とはいっても全身麻酔ですからね 無事生還!と夫も安心したらしいです

手術時間は1時間半ほど 長引けば2時間越えるかも、と言われてました
ネットで読んだ体験談では手術難航で3時間以上、部分麻酔を追加しながら痛い思いをした人もいるそう
それに比べたらスムーズに済んだ方ではないでしょうか
術後は2時間、酸素マスクを取らないように言われその間に抗生物質の点滴をしながら眠りました
その酸素マスクも、トイレに行くときは外して歩いて行っていい、と言われビックリ
恐る恐る歩いてみたら、少しだけフラッとする感じはしたけど、思ったよりしっかり歩けました
麻酔が切れたら傷が痛むかと思ってたら全然 多少の違和感のような、傷がうずくような感覚はあるけども
痛い!思うものではなく術前の化膿した痛みより全然ラクでした

2時間経って酸素マスクが外れたら起き上がってよし、自由に過ごしてよいとのこと
昼食は当然抜き、だけど手術が8時半からで終了が10時、で14時にはジュースやコーヒーも飲めました
夕食は18時で確か5分くらいのお粥 でも肉団子の入ったスープとか、固形物も出てきました

術後は担当の若い先生と、一緒に手術してくれたベテラン耳鼻科医が2回くらい様子を見に病室に来てくれ
長年私を痛めつけてきた、嚢胞を見せてくれました
袋状、とは言っても大抵は手術中に破れてしまったりとか、あんまりキレイな形で取り出せないことも多いそう
ですが私の袋は割りと丸っこい形で、キレイに取り出せた方だそうです

さて・・・手術は無事に終了しましたが

ちょっと手術前の話に戻ります 手術前に受ける処置、と言ったら何を思い浮かべますか?
手術当日に「浣腸」をすることもありますね 私も足の手術のときにはしましたが今回はそれは無し
今回は手術前日に「剃毛」を受けました
最初の診察のときに、耳周辺の髪を少し剃りますとは言われていました
丸坊主にするんじゃないし、そんなの一向に構わんよと思っていたら、まさかあんな愉快な事態になろうとは!
病院内の床屋に行って耳鼻科医指定の箇所を剃ってもらいましたが・・・
剃ってもらった後、自分で見る度に笑えて仕方なくて、面会に来た夫も爆笑で写真を撮ってもらいました

       その写真・・・見たい?


       

       面白いよ・・・







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                   これ手術前日の夜


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                     これ手術室に向かう直前


笑えましたか?
友人や妹にメールで送ったら、「保存しておいて悲しいときに見て笑う」「あまりに面白いから会社の人に見せた」
と言う声が続出!!面白いものはみんなで共有して楽しめばいいじゃないか!

翌朝、朝食はまだお粥 食後に診察を受けて消毒
その時点で傷口の様子がイマイチならもう1泊入院してもらいます、と事前に言われてましたが
非常にキレイな傷口だとのことでその日の昼に退院OK 家に帰ったらシャワーと洗髪もしてよい
浴槽に浸かるのだけは1週間くらい控えてね、と言われてビックリ!頭、2~3日洗えないと思ってたわ
診察後にもう一度抗生物質の点滴を受け、留置針を抜いてもらい、翌日からの飲み薬をもらって退院
タクシーで自宅に帰りました
 
次回、退院後の抜糸などのお話を書いて終わりにしたいと思っていますが

取った耳瘻孔の袋、見たいという方いらっしゃいますか?
手術後の縫い目はどのくらいの大きさなのか?袋ってどんなものなのか?私はものすご~く気になりました
なので画像に残しています
それほどグロイものでは無く、血なども付いてないんですが気持ち悪いと思う方もいると思いますので・・・




小さな容器にホルマリン漬けになっていた嚢胞
これが散々、私を苦しめてきたモノの正体です!!  *染色してあるのでこんな色です


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                    ツボみたいな形でしょ!?

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                    実物は縦2センチ・横1センチくらいかな


術後はガーゼが貼られてましたが翌朝の診察時にガーゼを取り、消毒しました
その後、こんな風に肌色の絆創膏を貼られました 
これ、テロテロとした柔らかい感触で吸い付くように張り付きます
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抜糸前の糸が付いてる状態です こんな縫い目でした 傷の大きさは3センチ弱くらいかな

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                 術後の今でも、耳瘻孔の穴だけは残っています


こんな感じでした
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by nahneko | 2009-03-07 13:48 | 健康いろいろ
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